pacoでソースからインストールしたアプリを管理する

pacoは、自分でソースからインストールしたアプリでもrpmのようにパッケージ管理できるようになるツールです。

rpmが無いアプリの管理が楽になるのでおすすめです。

以下、インストール方法と使い方を簡単に記します。

インストール手順

最新のソースは paco - a source code pacKAGE oRGANIZER for Unix/Linux で確認してください。

# wget http://sourceforge.net/projects/paco/files/paco/2.0.9/paco-2.0.9.tar.bz2/download
# tar xvf paco-2.0.9.tar.bz2
# cd paco-2.0.9
# ./configure --disable-gpaco
# make
# make install
# make logme

今回はGUIを使わないので、configureオプションに「-disable-gpaco」を付けています。

これを付けないと「No package ‘gtkmm-2.4’ found」というエラーが出ます。

最後の「make logme」でpaco自身のインストール内容を記録しています。

使い方

インストールを記録する

今後、何らかのアプリをmake installする際には、「paco -D」を付けることでpacoに記録できます。

# cd {インストールしたいパッケージ}
# paco -D make install

インストール済みパッケージを確認する

「-a」オプションを使います。

# paco -a
paco-2.0.9

パッケージでインストールされたファイルを確認する

「-f」オプションを使います。

$ paco -f paco-2.0.9
paco-2.0.9:
/usr/local/share/paco/README
/usr/local/lib/libpaco-log.a
/usr/local/lib/libpaco-log.la
/usr/local/lib/libpaco-log.so
/usr/local/lib/libpaco-log.so.0
/usr/local/lib/libpaco-log.so.0.0.0
/usr/local/bin/paco
/usr/local/etc/pacorc
/usr/local/lib/pkgconfig/paco.pc
/usr/local/share/man/man5/pacorc.5
/usr/local/share/man/man8/paco.8
/usr/local/share/man/man8/pacoball.8
/usr/local/share/man/man8/rpm2paco.8
/usr/local/share/man/man8/superpaco.8
/usr/local/share/paco/faq.txt
/usr/local/share/paco/pacorc
/usr/local/bin/ocap
/usr/local/bin/pacoball
/usr/local/bin/rpm2paco
/usr/local/bin/superpaco

パッケージをアンインストールする

「-r」オプションです。

# paco -r {アンインストールしたいパッケージ名}

参考